崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

美しき5月、古本と目玉。



 世の中はゴールデン・ウィークの真っ最中。われらが「蔵書整理プロジェクト」も一区切りついて、休みを満喫できるはずの週末。でも、あの倉庫に出かけないというのも、ちょっと調子が狂ってしまう。そんな感じがする、5月最初の土曜日です。
 さて、東京は文京区、谷中・根津・千駄木界隈の「不忍ブックストリート」では、明日(3日)、明後日(4日)の2日間、「第8回一箱古本市」が開催されます。「お店の軒先をお借りして、一人一箱分の古本を販売します」というこの企画。当プロジェクトにも何かとご声援いただいている方々の手によるものです。「本好き」のみなさん、ぜひお出かけになってみてください!
 詳細は、不忍ブックストリート公式サイトへどうぞ。
 ところで、当ブログの姉妹サイト、「白玉楼中の人 草森紳一記念館」。蔵書整理プロジェクトに手一杯で、正直なところ、ここしばらく「放置」してしまっておりましたが、それではいけない!
 というわけで、このたび、大竹昭子さんによる連載「目玉の人 草森紳一と写真」を開始する運びとなりました。
 『コンパクトカメラの大冒険』『写真のど真ん中』など、写真評論でも業績を残された草森先生。そのご自身が撮影された写真を紹介しつつ、「草森紳一と写真」について大竹さんが解き明かしてくださいます。ぜひ、ご愛読を!

その先は永代橋 白玉楼中の人