科学・オカルト
1999年の7月といえば、「ノストラダムスの大予言」である。ぼくが子どもだったころ、この月に空から恐怖の魔王が降りてくるであろう云々というその予言のことを知らない少年は、皆無だったのではないだろうか。しかし、その年、7月はおろか12月が終わって…
「あなたは、自分が主人公じゃないと気が済まない人ですね。」 ある先輩からそう言われたのは、社会人になって間もないころのことだった。あのころのことを思い出すと、今でも、だれも知り合いのいないどこか異国の小さな町へ行って、人生をやり直したい気が…
ネズミ男ではない。それは水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』のアンチ・ヒーローであり、大泉洋のはまり役だ。 湯浅明著『ネズミ人間の誕生』(自由国民社、1980年)。刺激的なタイトルだ。そして、カバーに使われている図版。どこから取ってきたのかわからないが…