崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

ちょっと宣伝。草森紳一回想集『草森紳一が、いた。』完成しました!

 ご報告が遅くなってしまいましたが、11月21日付けのブログでお伝えしていた草森紳一の回想集、寅年の年末になんとか間に合わせることができました。
 でも12月20日に納品されたのは関係者分だけで、1月になってようやく残りが届き、ホッとしたところです。

 執筆者のお一人、相原亨様からいただいたうれしいメールと写真をご紹介します。

「〜〜〜編集、装丁、表紙の写真、全てがすばらしい出来映えです。
 本を手にした時、草森さんが仙台に現われた様な感じでした。
 記念写真を撮ろうと思い、近くの公園に出かけました。
 ファインダーを覗いていると草森さんを撮っているような錯覚に陥りました。
 草森さんを思いながらゆっくり読もうと思っています。〜〜〜」

 相原さんはじめ、温かい感想をお寄せくださった執筆者の方々、ツイッターなどで宣伝をしてくださっている皆さん、早々とご注文いただいた皆様方に感謝です! 口コミで熱く拡がっているようです。

 思いがけず500ページを越える大部の本になってしまいましたが、自費出版で(ハラハラしながらも)エイヤッと1000部印刷。ぜひぜひ幅広く読んでいただきたく、実費(送料込3300円)でお分けしています。

 内容の概略は以下のとおりですが、高橋睦郎氏によるすばらしい追悼詩、大倉舜二氏撮影の若き日のポートレイト、草森原稿が掲載された『話の特集』や『デザイン』などの見開きページ、貴重な生原稿やゲラも紹介しています。
草森紳一が、いた。 友人と仕事仲間たちによる回想集』
内容 1)78名の友人、編集者たちが語る「最後の文人草森紳一の素顔
2)「草森紳一を偲ぶ会」(2008年6月27日)スピーチ採録
3)表紙写真入り著作一覧、活動を始めた60年代からの連載一覧 など
仕様四六変型(154×215 cm)  総528頁
[WEB掲載記事]
友人らが「草森紳一」回想集  2011年01月06日 十勝毎日新聞
http://www.tokachi.co.jp/news/201101/20110106-0007661.php

お問合せは、<草森紳一回想集を作る会>
info@harumi-inc.com か、FAX 03-3487-7278まで。

どうぞよろしくお願いいたします!!

その先は永代橋 白玉楼中の人