崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

いよいよあと1週!

 昨晩、家へ戻ってきて、早速、USBメモリに移していただいたみなさんの作業ファイルを開いて、集計を始めました。なんとか連休前に入力を終えるべく、今週も「強化週間」を断行。水曜日2名、木曜日1名、金曜日5名、土曜日8名のご参加で、作業は690箱まで進んだのですが、冊数にすると、果たして何冊に到達したのでしょうか?
 結果は、2万9678冊。惜しい! 3万まであとほんの少し!!
 そう悔しがっているところへ、Living Yellow氏からメールが到着。「金曜、土曜の6箱分の作業ファイルを添付します」とのこと。「ひょっとすると?」と思って、喜び勇んで急いでこれを合わせてみると、最終結果は――
 3万0005冊!
 ついに大台に乗りました。すばらしい! 思えば、よくもまあ、これだけの冊数をリスト化してきたものです。
 残りの箱数は、36。いよいよ、来週土曜日、草森紳一蔵書整理プロジェクト第2部、入力作業が完結です。これまでご協力いただいた方々、ご声援いただいた方々、ほんとうにありがとうございました。
 とはいえ、喜ぶのはまだ早い。残りの箱の中に、なにかとんでもないモノ(?)が入っていないとも限りません。最後の1冊を入力するまで、気を緩めることなくまいりましょう。
 それでは、また来週! 完了のご報告ができることを祈りつつ。

その先は永代橋 白玉楼中の人