長年の知己から、受け取ったメールに添付された、地図をひらつかせながら。 その倉庫に行ってみた。季節はまだ、夏だったのだろうか? 文字通り、その日だけ顔を出して、あわよくば、何かコネクションか、珍品の一冊でも、という根性がなかった、と言えば嘘…
崩れかけた本の洞窟……。 その部屋に足を踏み入れた瞬間、ぼくの頭に浮かんだのは、そんなことばだった。 担当編集者としてお付き合いを重ねる中で、草森先生が膨大な蔵書をお持ちだということは、よく聞かされていた。しかし、それがこのわずか2DKのマン…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。