崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

2009-01-02から1日間の記事一覧

夢の小説。小説の夢。

宝石箱。 そんな賛辞しか思い浮かばない。一昔前の彦摩呂氏ではないが。久々に山尾悠子氏の短編集『夢の棲む街』(昭和53年、早川文庫)を取り出して、朝日を待ちながら読み終え、御蔵書の、同じく山尾氏の短編集『オットーと魔術師』(昭和55年、集英社コバ…

その先は永代橋 白玉楼中の人