崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

2009-09-12から1日間の記事一覧

蔵書をいったいどうするか(12)「船長、陸地が見えます!」

そろそろ、大船に乗った気になっても良いような雰囲気である。 まだまだ、という声も聞こえるけれど、小さな船で荒海に漕ぎ出したときの 心細さを思い出せば、荒れ模様もそろそろ終盤ではないかと思いたくなるほどの 今は凪。遥か彼方に陸地が見え隠れし、望…

その先は永代橋 白玉楼中の人