父の蔵書には、線がいっぱい引っぱってある本が多い。だから「どちらにしろ古本屋では売れないわね」と母が残念そうに言った。でもこの線の引かれた跡をみていく事が、私としてはかなり楽しい。そこに生きている父が甦って来る気がするから。目録の入力が終…
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