崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

2009-04-20から1日間の記事一覧

NO MORE BOOKS ! 8 『170 CHINESE POEMS』 (中) 影から肉体へ

前回の詩は、陶淵明(365-427年)の「形影神(けいえいしん)」だと教えて頂いた。 陶淵明は生涯の大部分を廬山(ろざん)の庵で過ごし、一般的には‘田園詩人’とか‘孤高の隠者’として知られる。その中でも49歳の時に書かれたこの詩は、淵明の思想的成熟や死…

その先は永代橋 白玉楼中の人