崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

2009-04-01から1日間の記事一覧

愛でも憎しみでもなく

たった一言なのに、相手の心に深く残って、生涯を大きく変えてしまうことば。そんなことばがあるとしたら、それは、愛のささやきだろうか、怒りのおたけびだろうか。それとも、憎悪の捨てゼリフだろうか? 土岐善麿(ぜんまろ)が石川啄木に出会ったのは、19…

その先は永代橋 白玉楼中の人