崩れた本の山の中から 草森紳一 蔵書整理プロジェクト

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

「最後の文人」草森紳一は、2008年3月東京の自宅マンションで急逝しました。自室に遺されたのは山と積まれた3万冊余りの本たち。このブログでは、蔵書のその後をお伝えします。

2009-03-25から1日間の記事一覧

ステーションの日常

小津安二郎の『早春』という映画を見たのは、いつのことだったろう。よくは覚えていないのだが、毎朝、同じ時刻の電車に乗って、東京の大手町あたりの職場へ通うサラリーマンたちの物語だった。ぼくにとっては、たいていは帰省の旅の出発点である東京駅が、…

その先は永代橋 白玉楼中の人